こんにちは、ayurinです。
日課のニュースチェックをしていたら、黒柳徹子さんが、またギネス記録に認定されたというニュースが飛び込んできました。
黒柳徹子さんに対する私の認識は、「テレビの創成期からテレビやラジオ、舞台など幅広い場所で活躍している大御所芸能人」というもの。
ドラマやラジオで活躍していた当時をリアルに目にしてはいないので、有名だけど詳しくは知らないという状態です。
どちらかというと、歌番組の司会者というイメージの方が強いくらいです。
90歳になった今も長寿番組の『徹子の部屋』の司会者として、第1線で活躍する姿は、尊敬に値します。
そんな黒柳徹子さんについて、もっと詳しく知りたいという思いが高まってきたので、調べてみることにしました。
調べてみると、こんなに幅広い活動をしている方なんだと新しい発見がたくさんあったので、皆さんにも紹介したいと思います。
これまでの経歴
東京乃木坂の生まれ。
父親はヴァイオリニストで、NHK交響楽団のコンサートマスターを務めていたとのこと。
『窓際のトットちゃん』でも描かれているトモエ学園から、香蘭女学校を経て東京音楽大学声楽科を卒業。
卒業後に、NHK放送劇団に入団し、NHK専属のテレビ女優第1号として活躍してきたという経歴の持ち主です。
さらには、文学座研究所やニューヨークのメリー・ターサイ演劇学校などで学び、テレビのみならずラジオ、舞台と活躍の場を広げていきました。
現在も続く日本初のトーク番組『徹子の部屋』は2023年現在で、放送48年目。
黒柳さんならではの空気感の中で、ゲストの方々の新しい一面を垣間見ることができて、素晴らしい番組だなと思います。
気力が続く限り、ぜひ、続けていただきたい番組です。
また、「ユニセフ親善大使」や「トット基金の理事長」としても長年にわたって活動を続けています。
こうやって、改めて経歴を振り返ってみると、「なんて、すごい人なんだ。」とただただ驚くばかりです。
次の項目では、素晴らしい活動の数々を少し詳しくご紹介したいと思います。
テレビと舞台での活躍
テレビ女優としての活躍
テレビ放送の開始に伴って募集されたNHKの放送劇団に応募したことが、今後の大活躍のきっかけとなったようです。
ただし、最初から女優を目指して、放送劇団に応募したのではなかったのだとか・・・。
音楽学校を卒業してもオペラ歌手になれないことが分かり、
「自分の子供に読み聞かせをしてあげられるようなお母さんになりたい」と考え、人形劇や読み聞かせを教えてくれるかも・・・と思ったのが、放送劇団に応募した動機だったとのことです。
オペラ歌手という夢が叶わないということに気づいた後に、ぱっと切り替えて(本当は、葛藤があったのかもしれませんが・・・)次の道を選んで進んでいけるというところが、黒柳徹子さんのすごいところなんだと思います。
NHK放送劇団においては、テレビ女優第1号という立場で活動を始めました。
しかし、彼女を一躍有名にしたのは、テレビではなくラジオドラマだったというのです。
それは、『ヤン坊ニン坊トン坊』という作品だそうです。(すみません・・・。初めて知りました。)
サルの3兄弟が、離れ離れになった両親を探して旅をする物語。
当時、子供の声を担当するのは子供というのが一般的。
ところが、劇作家の「大人でも子供の声を出せるはず」という発案により、オーディションが実施されました。
そこで、トン坊役に選ばれたのが黒柳徹子さん。
大人が演じているとは気づかれないほどの純粋な演技だったことから、世の中に知られるようになっていったとのこと。
今では、子供の役でも、大人の声優さんが演じることが一般的になっているので、その先駆けが黒柳徹子さんだということを知って、一層、「すごい人だな」と思い知らされました。
その後は、数々のテレビドラマに出演し、現在の名声につながっています。
舞台女優としての活躍
これまで、50以上の作品に出演しています。
そんな中でも、黒柳徹子さんがライフワークとしている作品が、朗読劇『ハロルドとモード』です。
1977年に初めて来日公演を見て以来、出演を熱望していたとのこと。
そして、2020年に長年の夢を実現させた本公演も、2023年で4年目を迎えています。
朗読劇であるにもかかわらず、徹子さんの魅力により、多くの観客の胸を打つ素敵な作品なんだとか・・・。
舞台を見に行くことはほとんどない私ですが、実際に舞台を見て、その感動を味わってみたいと思いました。
今年の公演は、すでに終了してしまったようなので、機会があれば、ぜひ見に行きたいです。
ユニセフ親善大使としての活動
そして、黒柳徹子さんと言えば、忘れてはいけないのが「ユニセフ親善大使」としての活動です。
1984年にアジア初の「ユニセフ親善大使」に任命されました。
当時のユニセフ事務局長は、「黒柳さんの子どもへの愛と、障害を持つ人々や環境への広範囲な活動と実績によるもの」と任命された理由について語っています。
ユニセフを通じて子どもたちを救うことが最も重要な目標とする黒柳さん。
毎年のようにアジアやアフリカ、バルカン諸国などのユニセフの現場を訪問し、活動しています。
さらに、2000年10月には「ユニセフ子どものためのリーダーシップ賞」の最初の受賞者に選ばれました。
いくつになっても自分の信念に基づき、活動する姿には胸を打たれるものがあります。
ギネス世界記録と受賞
冒頭でも取り上げましたが、
2023年12月14日、『窓際のトットちゃん』(講談社、1981年発売)
が、「最も多く発行された単一著者による自叙伝」として、世界記録に認定されました。
発売当時は、本の売れ行きがNHKのニュースになるほどで、書籍が書店に運び込まれる様子が、テレビ中継されたのだとか。
また、現在も司会を務める『徹子の部屋』も、放送1万回を迎えた2015年5月27日に「同一司会者によるトーク番組の最多放送」として認定され、2023年9月12日には、放送1万2000回で記録を更新しています。
まとめ
いかがでしたか?
たまねぎ頭がトレードマークで、その頭の中に飴をしまっている大物芸能人という認識でしたが、「本当にすごい人なんだ」と、改めて知ることができました。
戦後の混乱期から、芸能界で活躍する黒柳徹子さん。
様々な苦労もあったのでしょうが、それを微塵も見せずに、凛とした姿で自分の信念を全うする姿には、憧れます。
最近では、Instagramを開設し、「コム デ ギャルソン」を素敵に着こなす姿を投稿するなど、
まだまだ、私たちを楽しませてくれそうです。
私も、自分の人生に信念を持ち、悔いのないように、日々を過ごしていきたいと思いました。
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